職業の名前

先日久々にトレーナー関係の方々と集まる機会がありました。
短い時間でしたが、それでも前提の知識とかがあるからか会話がすっとつながっていくので、とても楽しかったです。もっといろいろお話したかったです。

そのときに話したことで印象に残っていることの一つが職業の名前。
アスレチックトレーナーもそうだけど、理学療法士も整形外科医も言語聴覚士も知らない人って結構いるのではないかと思います。聞いたことはあっても実際何をする人なのかよくわかっていないという人も多いはず。

アスレチックトレーナーは文字をそのまま見ると、いかにもアスレチックなトレーニングをする人という印象を受けてしまうけれど、アメリカでは準医療資格であり、解剖学、生理学、生体力学、薬理学などの基礎をベースに、応急処置、怪我の評価、治療、リハビリなどの知識を総合的に必要とするスポーツ医学の専門職です。スポーツのトレーニングをする職業ではありません。でも、英語でも教科書とかでたまにスポーツのトレーニングという意味でアスレチックトレーニングという言葉が使われていたりして、これでは誤解されるのも仕方ないと思えてしまいます。

そういった経緯からも職業の名前を変えようという議論はされてきていますが、ひとまずこれまでがんばって広げてきたこの名前を維持しようという方向で落ち着いていますので、名前をしっかり呼び、根気強く説明し続けることが大事だと思っています。

次に理学療法士は知らない人が字面だけ見ると、一体何をするんだろうというイメージを受けます。アメリカではPhysical Therapist, ヨーロッパなどではPhysiotherapistなどと呼ばれていますが、そう考えると「理学」っていう表現は違うのではないかと。物理療法の方が適切な表現かと思います。それこそ、理学療法士の方が、名前の付け方間違ってる、なんてことをおっしゃってて確かになと思いました。

整形外科についても、形を整えるじゃあ美容形成と混合しかねない。Correction of deformitiesを「整形」と訳したんだろうけど、ちょっと違いますよね。なかなか一言で表現するのは難しかったのでしょう。

言語聴覚士はあげた中では一番わかりやすいかとは思いますが、具体的に何をするのかはよくわからないとも思います。英語ではSpeech Therapist。ただ、スピーチだけではなく、言語だという意味がこめられていて、さらに聴覚も関係あるということをいれたかったらしいのですが、Therapy(療法)的な表現はあったほうがよかったという気もします。

端的に職業を表す言葉は難しい。弁護士だって、医師だって、知名度があるからわかるだけで、言葉からだけでは職業のことなんてわからない。結局大事なことは、正しく伝えていくことだ。けれど、名前は一番最初に触れるものであり、一番広まるものだから、あまり知られていない職業こそ的確な表現がなされるべきだと思う。

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by atmtk | 2013-05-14 00:42 | 考えたこと


NATA公認Certified Athletic Trainerです。あまり一貫性はないですが、日々のできごと、気付き、考えたことなどを記録しています。


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