2014年 06月 06日 ( 2 )

スリランカ旅記:番外編 トゥクトゥクのお兄さん

ダンブッラのバスターミナルからお供していただいたトゥクトゥクのお兄さん。彼は私たちと同い年だったた。大事なお客さんであるという認識か、いろいろサービスはしてくれたけれど、彼の心の中には、なぜ自分は恵まれていないんだ、という気持ちがあったように感じた。親は働いていないから、自分が稼がなければいけない、だから今も生まれ育ったダンブッラを出ずにトゥクトゥクのドライバーをしている。どこかで稼ぎたい、外に出たいと言う気持ちは持っているようで、まだ結婚していないけれど、自分はすごく社交的なんだと言っていた。

彼は基本的にはいいやつだった。雨の中のトゥクトゥク走行で、カバーが完全ではないため、濡れてしまうのを必死に直そうとしてくれたり、いろいろ案内してくれようとしたり。けれどどこか読めなかった。行かなくていいというのに停車して、オイルやらマッサージやら薦められたり、それで怒ってもシーギリヤの開門時間を遅く言われたり。だから最後までどこか信用しきれなかった。言葉のコミュニケーションも完璧には程遠かった。彼の話す英語は時折わからなかったし、彼にも私の英語は通じていなかったり。文法だってめちゃくちゃなところがあれば、使う単語も違い、もちろん発音も異なっている。そこを補えるほどの共通の話題もあまりなかった。それは少し残念だった。だからこそ、つかみきれなかったという感覚。

最後、ホテルからバスターミナルまで送ってもらって、別れ際に私がかぶっていた帽子をくれと言ってきた。その前からも、その帽子いいね、とか、日本で買ったのとか聞かれていたけれど、まさかくれと言ってくるとは思っていなかったのでびっくりした。それが当然なのだろうか?その帽子は、実は兄のもので、私は大した愛着も持っていなかったし、あげてもいいくらいのものではあった。けれど、この旅行に使うと言う目的で持ってきていて、まだ必要だったので、あげることはできなかった。でももしそれが旅の最終日でもう日本に帰るだけだったとしたら、きっと私はあげていた気がする。

つかめなかったけど、3日間(実質の長さはもっと短いが)も時間を共にして、ずっと運転してもらうと、多分どこか信じたくなる。実際感謝はしている。通じないなりに会話も楽しめたし、スリランカならではの時間を恐怖感も覚えながら楽しんだ。だから、なにかしてあげたくなったのかもしれない。

途上国への旅行で出会う現地の人々。私たち旅行者が出会う人々にはそれでも、仕事をしているから、まともな人が多い。彼らは、私たち先進国からの旅行者をどのような目で見つめているのだろう。生まれる場所は誰も選べない。彼らの考え方はその環境により形成されているところも大きいと思う。スリランカを含め、アジアの国々はこれからどんどん発展していく。情報は誰にでも届くようになる。知ることがどんな変化をもたらすのか。あと5年経ったら、この国は、この国の人々はどうなっているんだろう。

私たちもきっと同じ感覚では旅行できなくなる。

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by atmtk | 2014-06-06 17:57 |

スリランカ旅記:ダンブッラ&ヘリタンスカンダマラ


次なる目的地はダンブッラ。キャンディよりバスで向かいました。中型バンで、満員になると出発する形式のようでしたが、途中から乗ってくることもでき、ほとんど立つ場所がないのに立ち乗りで乗せていました。さすが。キャンディからダンブッラは72kmと、そんなに大した距離ではないのですが、アメリカの高速とは違って時間がかかり、2時間以上揺られます。料金は200ルピーくらいだったはず。タクシーでいくと6000ルピーくらいするので、だいぶ違います。観光客も他にもいて安全そうな感じだったので、お金に余裕がなければバスが断然いいと思います。

ダンブッラのバスターミナルでは、着いた途端トゥクトゥクを運転するお兄さんに日本語で声をかけられました。だまされるのではないかと警戒心を抱いて、渋っていると、ノートを見せてきて、数日前に日本人のカップルを案内したことを説明してきました。トゥクトゥクのドライバーたちはノートを持ち歩いて、利用した観光客にコメントを書いてもらうことで、信用を稼ぎ、次の客との交渉に使うのです。その日本人カップルの感想を読むと、悪い人ではなさそうだったので利用することにしました。

スリランカ滞在2つめの世界遺産、石窟寺院へ。ホテル移動もあり、荷物が多かったので、トゥクトゥクのお兄さんに預かってもらいました。ちょっと不安でしたが、ちゃんと見張ってくれ、彼には、その後ホテルまでも連れて行ってもらいました。

石窟寺院は、たどり着くまでに結構な階段を登らされます。さながら山登り。眺めはよく、シーギリヤロックも見えます。蒸し暑いのでたどり着く頃には汗だく。ただ、チケットを買う場所は階段をのぼる手前にあるので、絶対にチケットを買ってから階段を上りましょう。

ここは洞窟ごとに仏像がいっぱい並べてあり、天井や壁などにも仏像がたくさん描かれていて圧巻。こんなところにお寺を作ってこれだけの仏像を作ったことがすごすぎる。どれだけの奴隷がいたのでしょう。ダンブッラはここくらいしか観るところはありませんが、たしかにこれだけでも有名になれるほど立派です。さらにはシーギリヤロックも近いので、立ち寄る人が増えたのでしょう。ただ街自体はすごく小さいです。

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博物館が目立っています。お寺はこの横にある階段を登ったところにあります。

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雨が降る前になんとか退散し、ホテルへ。

ジェファリー・バワがデザインした、高級ホテル「ヘリタンスカンダマラ」。

ダンブッラの中心から10kmほど、トゥクトゥクでは20分くらいかかります。なぜなら半分くらいは狭いでこぼこ道だから。ここをツアー客を乗せた大型観光バスなんかも通るんですが、トゥクトゥクではなかなか揺られます。

ホテルはまさにリゾートホテルと言う感じで、とっても贅沢。自然の風景に溶け込む大型ホテル。目の前の湖や、遠くに見える山、小さく見えるシーギリヤロック。非日常を感じられる優雅な時間。インフィニティプールに入り、ホテル併設のスパを受け、夕食はバイキング。西洋風の観光客も多く、これまでの場所とは異なる空気をびんびんと感じました。

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スリランカはガイド本少ないので、やはりこちらがオススメです。

地球の歩き方 スリランカ 2013~2014


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by atmtk | 2014-06-06 15:03 |


NATA公認Certified Athletic Trainerです。あまり一貫性はないですが、日々のできごと、気付き、考えたことなどを記録しています。


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