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Former Volleyball Coach

この間、イリノイ大学で以前バレーボールチームのヘッドコーチを務めていた人と食事に行ってきました。彼はコーチ職を退職して今は講師としてイリノイ大学で授業を教えています。

以前のエントリーで触れましたが、私が取っているクラスにゲストスピーカーとして来て、コーチからの視点でみたアスレチックトレーナー、そしてコミュニケーションについて語ってくれました。彼は東海大学の教授とコネクションがあるようで、昨年と今年、東海大学の学生がイリノイ大学に一週間ほど訪問に来たのをホストしたそうです。分野はレクリエーション&ツアーリズムで、スポーツをどう私生活の向上に生かしていくか、レクリエーション施設、スポーツイベントのマネジメントなどについてアメリカの事情を学んでいくみたいです。

そのあたりの話を聞かせてもらいたいなと思い、今回時間を取ってもらったという次第です。日本との接点がなくても全米トップレベルの大学バレーボールチームで十数年コーチしていた人の話には興味がありました。

自分から誘ったくせに、完全に彼に話をリードしてもらっちゃいましたが、上記の東海大学との関係を含めて、いろいろと学ばせてもらいました。私がアスレチックトレーナーとしてコーチたちとどのようにコミュニケーションをとっていくべきかというあたりのアドバイスもいただき、もしコーチ側からみての意見が欲しければいつでも聞いてくれといってくれました。コミュニケーションは今後の課題の一つなので、がんばらねば。英語力の向上も含めて。。。

そんな会話の中で以前の男子体操のコーチが日本人だったことを知り驚きました。30年以上もイリノイ大学で働いていたそうですが、経歴をチェックしたところ、高校までは日本で過ごし、大学からずっとアメリカという方みたいです。イリノイ大学はミッドウエストのなんもないところにありますが、日本との接点多いです。キャンパス内に日本館という建物もあり、Tea Ceremonyなんかも定期的に開かれています。少し前にその日本館で行われた三味線コンサートに行ったりもしました。

こういう機会はいかしていかないと、ってことで来年また東海大学の学生が来る際には、私にも関わらせて欲しいと伝えておきました。9月に来るそうなのでまだだいぶ先ですけどね。
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by atmtk | 2010-10-29 10:03 | 大学院生活

ホームカミング

今週末はイリノイ大学のホームカミングでした。
フットボールの試合が11時からなのもあり、私の担当チームは試合の前に練習を終わらせようとするので、必然と朝は早くなります。そうでなくても水泳チームは毎週月曜から土曜まで朝6時から練習なりウエイトトレーニングなりしてるんですけどね。そんな感じで昨日は朝9時半に土曜出勤を終えました。

10月もそろそろ終わるというのになんだかとても暖かいこの週末。天気予報は雨だったけど、少しぱらついたくらいで、フットボールの試合にはまるで支障なし。インディアナ大学には圧勝。これで成績は4勝3敗と去年の3勝を上回ったそうです。苦笑 多分来週と3週間後のホームゲームには勝てるので、勝率5割はまず超えてくれることでしょう。

友達の友達をつたって、軽くホームカミングらしいBBQにも参加。アメリカ6年目にして初めてフラタニティーハウスを見学しました。夜は同じGAの子が働くアイスホッケーチームの試合を観に行きましたが、2-1で負けちゃいました。チャンスをうまくいかせてなかったし、チームトしていまいち機能できていなかったです。

ホームカミングの週末で、朝から夜までキャンパスに人があふれていました。
友達の友達に連れられて、Ultimate Fighting Championshipの試合が観れるバーに行きましたが、やっぱり格闘技には興味なし。倒れて苦しくなってる人をさらに殴り続けるのとか観ていて全然いい気がしない。このあたり男と女の価値観の違いでしょうか。
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by atmtk | 2010-10-25 00:41 | 日常

4回のACL断裂の末に

アクロン大学との水泳の大会は、圧倒的な強さを見せ付けて、イリノイ大学が勝ちました。いまだ負けなし。ソフトボールの方も秋シーズンの公式練習が先週で全て終了したのですが、オフシーズン中に戦った5試合は全て勝ちましたし、イリノイに来てからはまだ「負け」を経験していません。さすがはBig 10カンファレンス。やはり普段みている選手が活躍して、勝つところをみれるのは楽しいです。

オフシーズンのソフトボールは残りの秋学期は比較的ゆったりとしたスケジュール。水泳の方はインシーズンですが、本格的な大会はまだちょっと先なので、こちらもインシーズンの割にはゆったり。

そんな中、昨日は練習後のトリートメント中に、ダイビングの選手の1人と話をしていました。この選手、当初は体操の選手としてイリノイ大学にやってきたのですが、怪我でダイビングに転向したのです。

一年目の体操のシーズンが始まる直前に左のACLを断裂。このときがなんと3回目の断裂だったそうです。しかも一回目の断裂はその10ヶ月前に高校で練習していたとき、二回目はイリノイに来る一ヶ月前Physical Therapyでリハビリ中に、そしてやっと復帰して大学で体操を始めた矢先の3回目だったとのこと。私は詳しいことはよく知らないのですが、ちょっとリハビリに疑問は感じちゃいます・・・。

10ヶ月の間に3回ACL断裂、しかも反対側の膝も数年前にACLの再建経験ありとあって、体操を続けていくことに医者からストップがかかり、ダイビングへ転向することになったそう。昨年はそれがあって慎重にダイビングをはじめていったので、大会には一度も出なかったそうです。

そんな中での今シーズン。10月9日に、イリノイ大学3年目にして彼女は初めての大学の試合(大会)出場を果たしました。私は彼女のACLのことは聞いていたけど、経緯とかはほとんど知らなかったので、昨日までこのことを知りませんでした。最初の大会はうちがホストしたのですが、そのときに彼女の両親が来ていたのを見て驚きました。というのも、彼女はフロリダ州出身なので、親がフロリダからイリノイまで娘の大会を観に来ていたことにびっくりしたのです。カンファレンスの大会や、全国大会ならわかりますが、特に大きくもなんともない2校戦だったので、フロリダに住んではいないのかななんて思っていました。

その疑問を昨日彼女にぶつけてみて、この事実を知り、納得。これだけ色々会ったら、娘の初めての試合は観に行かなきゃってなりますね。さぞかし嬉しかったことでしょう。ちなみにこないだのオハイオ州にも観戦に来ていました。ダイビングの選手としてはまだ経験がとっても浅い彼女。チームの中でも優秀とは言えませんが、それでもイリノイ大学の選手としてアスリートを続けられてるのはすごいこと。これからの彼女に期待しましょう。とりあえず怪我をしないでほしいですね。

追記
実はこのエントリーを書いた翌日、彼女はそのACLの再建を3回した左ひざをダイビングの練習中に負傷してしまいました。MRIの結果、ACLは大丈夫でしたが、やっとできるようになったダイビングでまた怪我をしたという事実にショックを受けた彼女は、その一週間後チームをやめる決意をしました。彼女の苦しんできた道のりを考えると、本当に胸が痛く、悔しくなります。でも3回のACL再建(右ひざを含めると4回)を乗り越えて、イリノイ大学の体操とダイビングのチームに在籍した彼女はすごいし、ほんとにがんばったと思います。ただやはりこういう終わり方は嫌ですね。アスレチックトレーナーとしてこういう怪我に苦しむ子を減らしたい。本当にお疲れ様。

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余談ですが、イリノイ大学のバレー部はこの間、エースアタッカーの子がACLを断裂してシーズンエンドに・・・。それでも先週末のPurdue大学とIndiana大学の試合には勝ちましたが、これからの厳しい戦いを彼女なしで戦っていくのはつらいところ。ほとんど関係のない私が聞いただけでもかなりショックだったこのニュース。チームにとっては大打撃だったこと間違いなしです。彼女は4年生なので、大学でのキャリアはもうおしまい。記録更新をどんどん伸ばしていた矢先だったし、ほんと残念です。
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by atmtk | 2010-10-21 03:18 | Athletic Training

アクロンより

この季節は土曜日=カレッジフットボールの日。ESPNでは朝からカレッジフットボールについて永遠と情報が流れております。

前回の投稿に書いたように、今は水泳チームと一緒にオハイオ州アクロンというところに来ています。今日は午後からアクロン大学で水泳の試合です。アクロン大学には今年の二月にも前の大学の陸上チームについて遠征に行く予定でしたが、大学院の面接に行くため、私はその週末お休みをもらったので、来たのは今回が初めて。遠征先での私の恒例行事、朝のランニングも気持ちよく終え、”I'm Ready”です。ま、大して何もしてないんですけどね。

昨日のトレド大学との試合は接戦の末6ポイント差でうちが勝ちました!水泳は順位によるポイント制で、チームの総合得点を競います。ポイントの振り分け方など詳しいことはわかりませんが、昨日は16つあったレースのうち、イリノイが一位を取ったのは6種目のみ。でも2位以下のスポットを取りに喰らいついていった結果、最終的には6ポイント差で勝ったという、コーチも言っていたけど、まさに「チームの勝利」。いい勝ち方でした。

やはり負けるのは悔しいですし、どうやったらあの子をもっと速くできるだろう、私に出来ることはなんだろう、などといろいろと考えます。結局自分の存在意義を求めてるだけの自己満かもしれないなどと考えたりもしますが、働かせてもらっているのだから、貢献しなければと思うし、貢献したいと思うのは当然の気持ち。がんばります。

トレドでは無事に友達にも会うことが出来、AT談義に花を咲かせ、たのしい時間を過ごさせてもらいました。夜遅くまで付き合ってもらって感謝。緊急の発作、怪我、病気への対応の話をいっぱいしましたが、みんな高校でヘッドアスレチックトレーナーとして働いてるので、私と比べ経験豊富だなって感じでした。高校のアスレチックトレーナーは1人で働いていくという意味でとても鍛えられるなと思います。アドミニストレーションにも強くなりますし。みんなタフな経験をしています。いい刺激をいただきました。

さて、そろそろ出発の時間。今日も勝ちましょう。
Go Illini!!
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by atmtk | 2010-10-16 23:42 | Athletic Training

オハイオ州へ

気がつけば10月も半ば。季節はすっかり秋ですが、最近は意外と暖かい日が続いています。先週末は夏日でしたし、今週も日中は半そででいいような気候。きっと急に寒くなるんでしょうね。今日は雨が降ってちょっと気温が下がってますが、それでもとても過ごしやすい気温です。

大学院第一弾のテストも終わり、今週は木曜日から水泳部の遠征についてオハイオ州へ行ってきます。片道6時間ほどのバストリップとなるので、結構長旅です。金曜にトレド大学、土曜にアクロン大学と戦い、土曜の夜にイリノイに帰ってくる予定です。

今週末は母校、イリノイ州立大学のHomecoming。イリノイにいたら遊びに行きたかったけれど、オハイオから戻ってくるのは土曜日の夜なので、行けそうにありません。よりによってはじめての遠征がかぶるとは。

でも11月のはじめには、イリノイ州立大学へ水泳の大会に行く予定。イリノイ州立大学の水泳部には関わったことはないけれど、母校の大学と戦いに行くというのはなんだか楽しみです。春にはソフトボールの試合でも行く予定です。たった一時間の距離ですし、行こうと思えばいつでも行けるんですけどね。

とりあえずトレドにはAT仲間の友達が数名いるので、みんなに会えることを期待してます。
それでは、行ってきます。(明日ですが)
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写真は現在読んでいる本。日本版題名「これからの正義の話をしよう」です。流行に弱い。
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by atmtk | 2010-10-14 03:10 | 日常

recruiting

大学のスポーツの規模が大きければ、選手のリクルーティング(有望な高校生のスカウト)への力の入れ方も大きくなっていきます。ということで、今回はそんなrecruitingについて感じたことを書いてみます。他のスポーツのことはほぼ知らないので、私が働かせてもらっている水泳とソフトボールのチームについてです。

イリノイ大学へ来てまだ二ヶ月も経っていませんが、既に今までの大学とのスカウトの過程の違いを感じています。

まず、動き出しが早い。水泳もソフトボールもまだシーズンが始まっていない時期から、高校生を呼んでました。ソフトボールにいたっては練習もしていない時期だったので、練習見学はなし。それでも早い時期に呼ぶのには、有望な選手を早めにチェックしておくという意味もあるのでしょうが、もう一つの理由はフットボールの試合への招待を兼ねる事。高校生にとっては、自分が加わるチームはもちろん重要ですが、同時に4年間を過ごす大学もとても大事。授業やキャンパスの環境はもちろんのこと、大学全体のスポーツの強さ、さらには目玉スポーツであるフットボールチームの強さも大学側の「売り」になるわけです。今のところ高校生を呼んでいるのはいつもフットボールのホームゲームがある週末です。チケットはもちろんタダ(イリノイ大学のフットボールの試合のチケットは大体40ドルくらいです)で招待しています。

高校生はアメリカ国内様々な場所からやってきます。
西はオレゴン州やアリゾナ州、東はニューヨーク州やメリーランド州などなど。このあたりの幅の広さも今までの大学との規模の違いを感じます。これまでもDivision Iの大学でしたので、それなりに色んな州から選手が集まってきていましたが、基本的には近い州から来ている子が多かったです。ちなみに現在イリノイ大学のソフトボールチームのロースターは半分くらいがカリフォルニア州出身です。一度コネクションができてしまえば、また同じ高校から優秀な選手を引っ張ってくることも簡単になりますので、そういう連鎖もあるのでしょう。また、現在水泳のチームにはアラスカ州出身の子がいるので、その子にこの間「どうやってリクルートされたの?」と聞いてみると、クラブチームのコーチが、イリノイ大学のコーチを知っていて、勧められたから、電話をかけてもらって、そこから話が進んだとのこと。スポーツの規模の大きい大学はコーチ陣の平気年齢もおのずと高いので、経験の長さからコネクションもいっぱい持っているようです。アシスタントコーチの平均年齢も高いです。

もう一つ大きな違いを感じるところは、高校生をまとめて招待していること。私が去年働いていた大学では、高校生とその親が単発で訪問に来ていましたが、イリノイ大学では週末に複数人数まとめて呼んでいます。そして空港でのピックアップから、帰りに空港まで送るところまで、綿密にスケジュールを建て、週末の金土日とホストします。泊まる場所は、現在いる選手のアパートです。ホストする選手にはリクルーティングマネーがコーチから渡され、お菓子やジュースを買ったりなんかしていました。ランチやディナーはコーチと現在の選手とともにレストランへ行き、もちろんお金はすべてアスレチックデパートメントから。滞在中のイベントとしては、練習見学、施設見学のほかに、大学の授業や専攻に関する説明、大学のある街の案内、そして上記に述べたフットボールの試合観戦などが含まれます。

いい選手を引っ張ってくることは、強いチームをつくるのに欠かせません。だからそのためにお金をかけるのも当然。私は直接こういったリクルートに関わっているわけではありませんが、アスレチックトレーナーとして、練習場にいる以上、訪問に来ている高校生と挨拶を交わしたりもします。アスレチックトレーナー、そしてチームドクターもリクルートする上での売りにはなります。私は挨拶だけで、なにもいいこと言ってませんが、この間、他のスタッフが訪問に来ていた高校生にうちの大学のスポーツメディシンについて説明しているのを聞いてよりそう感じました。チームドクターがどのくらいの頻度でキャンパスにいるのか、アスレチックトレーナーやチームドクターその他のスポーツメディシンスタッフががどのように選手をサポートするのかをうまく説明できると、特に選手の親には効果があるように思います。

大学スポーツも立派なビジネスです。
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ちなみに写真はイリノイ大学のものではありません。爆
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by atmtk | 2010-10-11 10:57 | スポーツ

脳震盪とImPACT test

私が現在関わっている選手に脳震盪になってまだ練習に復帰できていない子がいます。いわゆる脳震盪の症状である頭痛や吐き気はもうありません。症状が続いたのは、脳震盪が起こってから一日ほどで、症状がなくなってから、自転車による軽い運動、トレッドミルによる軽いランニングと進めてきました。いずれも頭痛などの症状が再び現れることはなくパス。でもその子はImPACT testというテストをパスできていないので、まだ復帰は許されていません。

脳震盪は脳の中で起こっていることなので、実際に見ることはできなければ、テストするのも難しいです。研究も進んではいますが、まだまだわかっていないことが多くある難しい症状です。そして、研究が進み、理解が深まるごとに復帰までにかける時間は長くなっています。そんな研究の成果から開発されたテストの一つがImPACT testです。このテストはコンピューターで受けることが出来、反応速度、言語記憶、形状記憶などの状態を計るのに使われます。シーズンが始まる前に一度受けて、「基準」データを記録しておき、実際に脳震盪が起こったあと、またこのテストを受けて、基準データと比べ、評価をします。

冒頭の子はこのテストにより記憶力がまだ基準レベルに戻っていないと判断され、復帰が許されていません。

ImPACTのほかにBESS(Balance Error Scoring System)と呼ばれるバランス能力を測るテストもやりましたが、こちらは問題なし。ImPACT test以外では彼女が「基準」値に戻っていないことを証明できません。だからこそImPACT testは重要なわけですが、選手からすればとてもフラストレーション。彼女は脳震盪受傷後、既に3回テストを受けましたが、いずれのテストでもVerbal memoryあるいはWorking memoryのどちらかでつまづきました。一度目はVerbalがダメ、二度目はworking、そして三度目はVerbal。二度目のVerbalも「基準値」と比べると低めですが、スコアは一応パスでした。

毎回テストを受けるたびにチームドクターと会って、話をしていますが、3回続けて失敗し、その選手はかなりフラストレーションがたまっていました。本人には実感できないものなので、理解するのが難しいのも理由の一つ。そして今日はオフシーズン中としては最後の試合があります。

今朝チームドクターと話している最中に彼女はだいぶ気持ちが高ぶって涙目に。現在レギュラーではない彼女は自分が試合に出れるチャンスの少なさを実感していて、オフシーズンの試合だからこそ彼女にとっては大きい。しかも今週は彼女と同じポジションのスターティングメンバーの子が家庭の事情で実家に帰っていて不在。シーズン中試合に出れる可能性が少ないことをわかっている彼女はこの機会にかけたいと必死に主張。(その真剣な訴えに私も少し感情移入してしまいました・・・反省。もちろん感情移入したからといって、復帰すべきだと思ったわけではありません。)

チームドクターも難しい表情。彼だってできることならプレーさせてあげたいと思っていましたが、ImPACT testが記憶力の欠陥を示している以上、医学的な立場から考えて彼女の復帰を承諾することはできないのです。そこで、彼が導き出した決断は、今日、彼女の授業が全て終わった後で、もう一度ImPACT testを受けるということ。厳密にはテストを受けるごとに24時間あけないといけないのですが、今日が今学期最後の試合なのでの特別措置です。これを問題なくパスすることができれば彼女の試合復帰を許すとの決断。果たしてどうなるでしょうか。

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ここまでは10月1日に書きました。そして下記はその後の追記です。

そして再テスト。
結果はまたも彼女の脳震盪前のスコアには達せず、不合格。チームドクターにも連絡して、結局金曜日の試合に彼女は出ることができませんでした。また少し涙目になり、落ち込んでいた彼女。かわいそうだけど、仕方ありません。足が痛くて走れないとか、機能的に動けないとか、そういうあからさまに本人が納得せざるをえない状況ではない分、理解するのが難しい。本人としてはもう何も問題を感じていなかったからこそ、余計にフラストレーションだったようです。でもそのためにImPACT testが編み出され、主観的じゃなく、客観的な回復を確認できるようにしているんです。

少し日にちを明けて本日10月6日。
彼女は再びテストに挑みました。結果は合格。受傷から12日後のことでした。
これでようやく彼女は練習を再開できます。ソフトボールの秋の公式練習はあと一週間しかないけれど、無事に復帰できることになって私としても嬉しいです。

今回のケースはとてもいい勉強になりました。
こうやって受傷直後から脳震盪を評価して、日ごとに再評価をしつつ経過を見守り、ImPACT test、BESS testを使って、復帰までの過程をみるという経験はなかったので、実際に起こる症状や経過を観察できたのは貴重でした。選手やチームドクター、選手の親とのコミュニケーションも含めて、やっぱり実際に「経験する」ということの大切さを実感した出来事でした。
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by atmtk | 2010-10-06 02:32 | Athletic Training

スポーツの秋

今週末もスポーツ観戦しまくり。

金曜の夜は私の担当するソフトボールチームの試合。Kankakeeという場所にある短大が相手。試合前の目標は12点差をつけて勝つこと。結果、16-0.練習試合のようなものなので、コールド制はなかったため、このような結果になりましたが、相手かわいそうだったなぁ。これで秋シーズンの5試合は全て終わり。来週の土曜日に卒業生との試合がありますが、それ以外は残り2週間弱の練習で秋シーズンのソフトボールはおしまいです。

土曜の朝は水泳チームの紅白戦。
来週末から本格的に大会が始まるので、その前にチーム内でタイムを計って競い合うことが目的。親御さんや選手の友達も観に来ていたので、いつもとは違う雰囲気で盛り上がってました。練習を見ているだけだと、なんとなくしか誰が速いのかわからなかったのですが、こうやってみるとはっきりと見えるので、私としても興味深かったです。水泳の大会は手伝うといって覗きに行った程度の経験しかないので、来週ネブラスカ大学との対戦をホストするのがちょっと楽しみだったりします。

水泳の後はフットボール。
実はチケット持ってませんでしたが、水泳をやっていた会場の後ろのドアから、働いている者の特権を生かし進入。ちゃっかりOhio St. vs Illinoisの試合を観戦してきました。もっと大差で負けるかと思いきや、イリノイ大学がんばりました。いい試合を見せてくれました。そんなIllinoisにちょっと苦戦したOhio St.は全勝を保っても、ランクが下がりましたとさ。

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少し時間を空けて夜はまたバレーボール。
この日はノースウエスタン大学との試合。ホームゲームでしたが、だいぶ苦戦して最終セットまでもつれ込む展開。ノースウエスタン大学のねばりは素晴らしかったし、一年生の子がバックアタックや強烈なスパイクを連発していて、すごかったです。やはりBig 10のバレーボールはレベルが高い!最終セットはホームの利も生かし、Illinoisが取り、無事に勝ちました。まだまだ始まったばかりのカンファレンスゲーム。これからどのくらいこういった厳しい戦いを制していけるかが、プレイオフにむけて大事になってくることでしょう。バレーボール面白いので、これからもいける限り行こうと思います。
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バレーボールの試合後、徒歩5分ほど離れた場所にあるアイススケート場に行って、今度はアイスホッケーの観戦。第3ピリオドの途中から20分ほど観ただけですが、ちゃんと得点シーンも見れて、ミネソタ大学を相手に5-4で勝利する瞬間を見ました。イリノイ大学のアイスホッケーはクラブチームですが、クラブチームの中では結構強いみたいです。大学院でクラスメイトの子が働いているので、ちょっぴり覗いてきたというわけ。考えてみれば、クラブスポーツの試合を観戦しに行くのは初めてでしたが、結構盛り上がってました。チケットもクラブスポーツだからか、学生でも6ドル、一般は8ドル。それで300-400人は会場にいたのではないかと思います。私は終わりの20分だけだったので、無料で観戦したんですけどね。

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天気もすっかり秋めいてきましたが、秋のスポーツはこれから益々盛り上がっていきます。この時期は好きですね。
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by atmtk | 2010-10-03 22:32 | スポーツ


NATA公認Certified Athletic Trainerです。あまり一貫性はないですが、日々のできごと、気付き、考えたことなどを記録しています。


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