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バルテュス展

上野で行われているバルテュス展に行ってきました。
6月22日(日)までの開催ですので、気になる方はお早めに。

「20世紀最後の巨匠」と言われているバルテュス。
2001年に92歳で亡くなったそうですが、死後は初めてとなる個展だそうです。

奥さんの節子さんも協力して、世界各国から40点以上の代表作を集め、さらには彼のアトリエを再現した部屋を設置。
バルテュスという人の人生を、彼自身の作品を中心として描いた展示でした。

ミツという愛猫の物語を書いたところが彼のアートの始まり。
猫は彼の作品にたくさん登場します。それとともに彼が「この上なく完璧な美の象徴」と言う少女たちを描いた作品が彼の代表作。

現代のアートと言うのはどこかわからない。描き方は綺麗じゃない。
人間の表情もなんとなく不気味で、少女の描き方も美しいと言うよりはエロい。
孤高の画家と呼ばれているそうだが、作品は全体的にどこか暗い。

エゴやエロティックな部分に共感するから、彼は称えられているのかもしれない。

生前に彼を追ったドキュメンタリーを流していて一部観たけれど、とてもこだわりの強い人のようだった。有名な画家はそうでなければいけないのだろう。とがっているからこそ、人を驚かせるような絵が描ける。普通なわけがない。

展示を見終わって、ロビーでおじさんに話しかけられた。
なんでもパリで画家として暮らしているらしい。日本に一ヶ月ほど帰国している最中で、友人に勧められてこの展示を観にきたそうだが、バルテュス展はイマイチだったようだ。そんな感じでしばらくパリの話や、彼の絵の話を聞いた。昔は瀬戸内海のほうにアトリエを持っていただの、フランスでばんばん絵を売っていただの、別世界の話だったのでとても面白かった。こんな人もいるんだなと。

そんな世界とはかけ離れたところにいる私には、パリで画家なんてとても素敵な響きに聞こえるよ。
いつかパリにも行きたいです。

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by atmtk | 2014-06-08 23:40 | 芸術

スリランカ旅記:番外編 トゥクトゥクのお兄さん

ダンブッラのバスターミナルからお供していただいたトゥクトゥクのお兄さん。彼は私たちと同い年だったた。大事なお客さんであるという認識か、いろいろサービスはしてくれたけれど、彼の心の中には、なぜ自分は恵まれていないんだ、という気持ちがあったように感じた。親は働いていないから、自分が稼がなければいけない、だから今も生まれ育ったダンブッラを出ずにトゥクトゥクのドライバーをしている。どこかで稼ぎたい、外に出たいと言う気持ちは持っているようで、まだ結婚していないけれど、自分はすごく社交的なんだと言っていた。

彼は基本的にはいいやつだった。雨の中のトゥクトゥク走行で、カバーが完全ではないため、濡れてしまうのを必死に直そうとしてくれたり、いろいろ案内してくれようとしたり。けれどどこか読めなかった。行かなくていいというのに停車して、オイルやらマッサージやら薦められたり、それで怒ってもシーギリヤの開門時間を遅く言われたり。だから最後までどこか信用しきれなかった。言葉のコミュニケーションも完璧には程遠かった。彼の話す英語は時折わからなかったし、彼にも私の英語は通じていなかったり。文法だってめちゃくちゃなところがあれば、使う単語も違い、もちろん発音も異なっている。そこを補えるほどの共通の話題もあまりなかった。それは少し残念だった。だからこそ、つかみきれなかったという感覚。

最後、ホテルからバスターミナルまで送ってもらって、別れ際に私がかぶっていた帽子をくれと言ってきた。その前からも、その帽子いいね、とか、日本で買ったのとか聞かれていたけれど、まさかくれと言ってくるとは思っていなかったのでびっくりした。それが当然なのだろうか?その帽子は、実は兄のもので、私は大した愛着も持っていなかったし、あげてもいいくらいのものではあった。けれど、この旅行に使うと言う目的で持ってきていて、まだ必要だったので、あげることはできなかった。でももしそれが旅の最終日でもう日本に帰るだけだったとしたら、きっと私はあげていた気がする。

つかめなかったけど、3日間(実質の長さはもっと短いが)も時間を共にして、ずっと運転してもらうと、多分どこか信じたくなる。実際感謝はしている。通じないなりに会話も楽しめたし、スリランカならではの時間を恐怖感も覚えながら楽しんだ。だから、なにかしてあげたくなったのかもしれない。

途上国への旅行で出会う現地の人々。私たち旅行者が出会う人々にはそれでも、仕事をしているから、まともな人が多い。彼らは、私たち先進国からの旅行者をどのような目で見つめているのだろう。生まれる場所は誰も選べない。彼らの考え方はその環境により形成されているところも大きいと思う。スリランカを含め、アジアの国々はこれからどんどん発展していく。情報は誰にでも届くようになる。知ることがどんな変化をもたらすのか。あと5年経ったら、この国は、この国の人々はどうなっているんだろう。

私たちもきっと同じ感覚では旅行できなくなる。

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by atmtk | 2014-06-06 17:57 |

スリランカ旅記:ダンブッラ&ヘリタンスカンダマラ


次なる目的地はダンブッラ。キャンディよりバスで向かいました。中型バンで、満員になると出発する形式のようでしたが、途中から乗ってくることもでき、ほとんど立つ場所がないのに立ち乗りで乗せていました。さすが。キャンディからダンブッラは72kmと、そんなに大した距離ではないのですが、アメリカの高速とは違って時間がかかり、2時間以上揺られます。料金は200ルピーくらいだったはず。タクシーでいくと6000ルピーくらいするので、だいぶ違います。観光客も他にもいて安全そうな感じだったので、お金に余裕がなければバスが断然いいと思います。

ダンブッラのバスターミナルでは、着いた途端トゥクトゥクを運転するお兄さんに日本語で声をかけられました。だまされるのではないかと警戒心を抱いて、渋っていると、ノートを見せてきて、数日前に日本人のカップルを案内したことを説明してきました。トゥクトゥクのドライバーたちはノートを持ち歩いて、利用した観光客にコメントを書いてもらうことで、信用を稼ぎ、次の客との交渉に使うのです。その日本人カップルの感想を読むと、悪い人ではなさそうだったので利用することにしました。

スリランカ滞在2つめの世界遺産、石窟寺院へ。ホテル移動もあり、荷物が多かったので、トゥクトゥクのお兄さんに預かってもらいました。ちょっと不安でしたが、ちゃんと見張ってくれ、彼には、その後ホテルまでも連れて行ってもらいました。

石窟寺院は、たどり着くまでに結構な階段を登らされます。さながら山登り。眺めはよく、シーギリヤロックも見えます。蒸し暑いのでたどり着く頃には汗だく。ただ、チケットを買う場所は階段をのぼる手前にあるので、絶対にチケットを買ってから階段を上りましょう。

ここは洞窟ごとに仏像がいっぱい並べてあり、天井や壁などにも仏像がたくさん描かれていて圧巻。こんなところにお寺を作ってこれだけの仏像を作ったことがすごすぎる。どれだけの奴隷がいたのでしょう。ダンブッラはここくらいしか観るところはありませんが、たしかにこれだけでも有名になれるほど立派です。さらにはシーギリヤロックも近いので、立ち寄る人が増えたのでしょう。ただ街自体はすごく小さいです。

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博物館が目立っています。お寺はこの横にある階段を登ったところにあります。

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雨が降る前になんとか退散し、ホテルへ。

ジェファリー・バワがデザインした、高級ホテル「ヘリタンスカンダマラ」。

ダンブッラの中心から10kmほど、トゥクトゥクでは20分くらいかかります。なぜなら半分くらいは狭いでこぼこ道だから。ここをツアー客を乗せた大型観光バスなんかも通るんですが、トゥクトゥクではなかなか揺られます。

ホテルはまさにリゾートホテルと言う感じで、とっても贅沢。自然の風景に溶け込む大型ホテル。目の前の湖や、遠くに見える山、小さく見えるシーギリヤロック。非日常を感じられる優雅な時間。インフィニティプールに入り、ホテル併設のスパを受け、夕食はバイキング。西洋風の観光客も多く、これまでの場所とは異なる空気をびんびんと感じました。

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スリランカはガイド本少ないので、やはりこちらがオススメです。

地球の歩き方 スリランカ 2013~2014


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by atmtk | 2014-06-06 15:03 |

スリランカ旅記:キャンディ編

前夜の到着が2時くらいで、そこからシャワーを浴びて仮眠。

というのもその日は、朝7時発の電車でキャンディーへと向かう予定だったのです。
スリランカの高速鉄道。

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いや、全然高速ではありませんでしたが。でも一車両だけ一等席になっていて、値段もスリランカにしては結構高いのです。冷房付き、朝食付きでサービスを受けながら、縦揺れの激しい電車に乗って、一路キャンディを目指します。朝の通勤の時間なのか途中の駅にも人が溢れ、一等席以外の車両は、人でごった返しの様子でした。日本の通勤電車の方が乗車率としてはすごいけれども、秩序だっていない分、なんか怖い。ドアなんかありませんからね。

車内の様子
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朝食
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2時間ほどでキャンディ到着。荷物があるのでまずはホテルを目指します。キャンディは、中心地から離れたところに結構一杯ホテルがあって、観光客はそれをあまり知らずに、キャンディと思って宿を取ってびっくりするんだとか。というわけで、私たちも少し離れたところに滞在してしまったのですが、ここで泊まったホテルは結構素敵でした。

あのガンジーも滞在したらしい、ザ・マンション

ちなみに地球の歩き方にも載ってます。歴史ある建物で、お風呂とか、ベッドとかも素敵でした。無駄に広く、プールまでついていて、贅沢気分を味わえます。しかし私たちが泊まったときは、宿泊客が全然おらず少し寂しい感じがしました。でも食事もおいしかったですし、優雅なひと時をすごせ、満足でした。Free Wifiもついてます。

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キャンディ市内は、ガイドブックにもあるとおり狭いので、数時間でだいたいまわれます。世界遺産に登録されている仏歯寺が目玉ですね。博物館もあり、お寺の人に案内されたので、チップ請求されるのかと思いきや、お寺への寄付を促されました。こういうとき、どのくらい出すのがいいのでしょう?いつも気持ちばかりになってしまいますが、豊かな国に生まれて、こうやって旅行ができることには感謝しなければと思います。

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ここに1時間半ほど費やしたあとは、食事をして、のんびりショッピングなどを楽しみました。雨季なのもあって一時的にひどい雨が降ったりするので、室内のショッピングモールがあって助かりました。カレーを食べて、紅茶を飲んで、のんびりと。

キャンディは、夏にはペラヘラ祭というお祭りがあり、そのときはとても混むようです。中心街はほんとにすぐ歩ける小さい街でした。

地球の歩き方 スリランカ 2013~2014


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by atmtk | 2014-06-03 11:04 |


NATA公認Certified Athletic Trainerです。あまり一貫性はないですが、日々のできごと、気付き、考えたことなどを記録しています。


by atmtk

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